保育士以外にも選択肢がある？ 自分に合った資格の種類を見つけよう！

この記事では、保育士資格をはじめ、保育士資格以外にも役立つ保育関連の資格の種類について解説します。

国家試験から民間資格まで、幅広い選択肢の中から、あなたのキャリアプランに合った最適な資格を見つけましょう。

記事を読み終える頃には、自分に合った資格を見つけて、さらなるスキルアップを目指すためのヒントがきっと見つかるはずです。

さぁ、あなたもこの記事を参考に、一歩踏み出してみませんか？

保育関連の資格の種類

国家資格と民間資格

保育関連の資格には、国家資格、公的機関が定める資格、民間資格があります。

また、資格の取得方法については、

• 一定の学習を終了することで指定学校を卒業と同時に資格取得できるもの
• 実務経験や規定の学習を収めることで受験資格が得られるもの

などさまざまです。

また、資格によって取得の難易度が大きく異なります。

さらに、民間資格の場合は主催団体によって学習内容や取得できる資格にも違いがあるので、自身の得意な科目や興味、将来の目標に合わせて資格取得をしてみましょう。

保育業界での資格の重要性

保育業界での資格は、子どもたちの安全や健やかな成長を支える重要な要素です。

資格がなくても就業できる場合もありますが、適切な知識やスキルを持つことで、子どもたちに質の高い保育を提供し、彼らの心身の発達を促進することが可能となります。

また、資格取得は保育士や関連職種としての信頼性や専門性を高め、キャリア形成にも大きく役立つことができるでしょう。

保育関連の国家資格の種類

保育士

保育士の仕事内容

保育士は、0歳～18歳までの子どものケアや教育を行う専門家です。主な仕事は、子どもたちの安全や健康管理、日常生活のサポート、遊びや学習の提供、保護者とのコミュニケーションなどです。また、子どもたちの発達を促すためのプログラムの企画や実施も重要な役割です。

保育士資格の取得方法

保育士資格を取得するためには、国が定める基準を満たすことが必要です。一般的には、専門学校や短期大学での保育士養成課程を修了し、必要な実習積むなどの必要条件を満たせば、卒業と同時に取得できます。また、実務経験を積んで試験に臨むことも可能です。国家試験に合格することで、保育士資格を取得することができます。

保育関連の公的機関が定める資格の種類

幼稚園教諭

幼稚園教諭の仕事内容

幼稚園教諭は、幼稚園で幼児期の教育を担当する専門家です。資格の管轄は、文部科学省になります。主な仕事は、幼児のケアや教育活動の企画・実施、遊びや学びの提供、子どもたちの発達を促すための指導などです。また、保護者とのコミュニケーションや、幼稚園の運営に関する業務も担当します。

幼稚園教諭免許の取得方法

幼稚園教諭免許を取得するには、一般的には専門的な幼児教育を学ぶ大学や専門学校の教育学部・教育学科で学びます。卒業後、教員免許状取得のための教育実習や教育方法の学習を行い、最終的に教員免許試験に合格する必要があります。幼稚園教諭免許試験に合格することで、幼稚園での教員としての資格を取得することができます。また、幼稚園教諭免許には二種・一種・専修の3種類があります。

児童指導員

児童指導員の仕事内容

児童指導員は、児童福祉施設や児童養護施設などで、子どもたちの生活支援や心理的なケアを行う専門職です。彼らの主な仕事は、子どもたちの日常生活のサポート、心理的な安定や社会性の促進、家庭や学校との連携、問題行動の対応や支援などです。

児童指導員の資格の取得方法

児童指導員になるためには、児童指導員養成課程を修了する必要があります。児童指導員養成課程は、専門学校や大学などで提供されており、心理学や教育学、児童福祉に関する知識や技術を学びます。また、実務経験を積むことも重要です。養成課程修了後、指定された試験に合格することで、児童指導員の資格を取得することができます。

児童発達支援管理責任者

児童発達支援管理責任者の仕事内容

児童発達支援管理責任者は、児童発達支援事業所において、施設の運営・管理・指導を行う責任者です。具体的な仕事内容としては、事業所の経営管理や運営方針の策定、職員の指導や育成、利用者へのサービス提供の計画立案や評価、関係機関との連携などが挙げられます。

児童発達支援管理責任者の資格の取得方法

児童発達支援管理責任者の資格を取得するためには、特定の資格や学歴の取得が必要です。具体的には、保育士や社会福祉士、教員などの資格を有し、さらに児童発達支援管理者研修を受講し修了する必要があります。また、研修修了後に実務経験を積み、指定された試験に合格することで、児童発達支援管理責任者の資格を取得することができます。

保育関連の民間資格の種類

ベビーシッター

ベビーシッターの仕事内容

ベビーシッターは、子どもの保育や世話をする専門家です。主な対象は0歳～12歳という企業が多いですが、これはアメリカの法律で12歳未満の留守番が禁止されているためで、日本での対象年齢の上限は12歳～18歳までと企業によって異なります。主な仕事は、依頼家庭の子どもの遊びや学習の提供、食事や送迎などの日常生活のサポート、親子間のコミュニケーションの円滑化などです。依頼家庭の子どもが対象で、じっくり子どもに向き合うことができます。

ベビーシッターの資格の取得方法

ベビーシッターとして働くためには、特定の資格は必須ではありませんが、保育や子育てに関する知識やスキルを身につけていることが重要です。ベビーシッターの求人に応募する際には、経歴や保育経験、参考となる資格や研修を積極的にアピールすることが役立つでしょう。資格は通信講座、研修などでの学習を経て、民間資格の受験をすることができます。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーの仕事内容

チャイルドマインダーは、自宅や施設で子どもたちを一時的に預かり、保育や世話をする専門家です。チャイルドマインダー発祥のイギリスでは歴史がある国家資格で、特徴は少人数保育と自宅で預かることができる点でしょう。日本では、家庭的保育事業（保育ママ制度）が役割として近しい存在です。

チャイルドマインダーの資格の取得方法

チャイルドマインダーとして働くためには、特定の資格が必要とされる場合もありますが、一般的には必須ではありません。しかし、保育に関する知識や経験が求められます。保育士や幼稚園教諭、看護師などの資格や、保育関連の研修を受けることで、適切な知識やスキルを身につけることができます。また、地域によってはチャイルドマインダーとして働くためのライセンスや登録が必要な場合もありますので、該当する地域の規定を確認することが重要です。

保育士のスキルアップにオススメの資格の種類

民間機関の認定している資格は、仕事に必須であることはありません。

しかし、形態的に学ぶことができ、対外的に一定の知識があることの証明がしやすくなります。

乳幼児救命救急支援員

乳幼児救命救急支援員は、乳幼児の緊急時の救命救急処置を行うことができる資格です。主な仕事内容は、乳幼児の突然の病気や怪我に対する適切な応急処置を行い、命を守ることです。例えば、心肺蘇生法や喉頭異物除去法などの救急技術を駆使して、乳幼児の命を守ることが求められます。

発達障害児支援士

発達障害児支援士は、発達障害を持つ子どもや若者の支援に特化した専門家です。この資格は、発達障害に関する知識やスキルを持ち、適切な支援を提供することが求められます。仕事内容は、発達障害の特性に応じた個別支援プランの作成や実施、コミュニケーションのサポート、行動管理や社会生活の支援など、発達障害児の成長や自立を促すことです。

＼発達障害児について本格的に学びたい人におすすめ／

幼児英語インストラクター

幼児英語インストラクターは、幼稚園や英会話教室などで幼児に英語を教える専門家です。この資格は、英語教育に関する知識や技術を持ち、幼児期の子どもたちに適切な英語教育を提供することが求められます。仕事内容は、英語の基礎的な語彙や表現を教えることから始まり、歌やゲームを通じて楽しく学ぶ環境を提供し、幼児の英語力やコミュニケーション能力を育成することです。2020年より小学校で3年生以上の英語教育が必修になったことから、幼児期の英語教育についても需要は高まっているといえるでしょう。

幼児の英語資格はこちらの記事で詳しく解説しています↓

チャイルドコーチング

チャイルドコーチングは、子どもの成長や発達を支援するためのコーチング手法を用いたサービスです。この資格は、子どもの心理や行動の理解を深め、コーチングスキルを習得した専門家に与えられます。仕事内容は、子どもたちの目標設定や自己理解を促し、ポジティブな変化や成長をサポートすることです。例えば、自己肯定感の向上やストレス管理の技術を教え、子どもたちが自己実現を果たすための支援を行います。

チャイルドカウンセラー

チャイルドカウンセラーは、子どもや若者の心理的な問題や困難を支援する専門家です。この資格は、心理学やカウンセリング技術を習得し、子どもたちの心理的な健康を促進する能力を持つことを証明します。仕事内容は、子どもたちとのカウンセリングセッションを通じて、彼らの感情や行動を理解し、適切な支援やアドバイスを提供することです。具体的には、トラウマ処理、ストレス管理、対人関係の構築などのサポートを行います。

食育アドバイザー

食育アドバイザーは、食育の専門家であり、健康的な食生活を推進することを目的としています。この資格は、栄養学や食品学に関する知識を身につけ、食生活の改善や健康増進に関するアドバイスを提供する能力を証明します。仕事内容は、食育イベントやセミナーの企画・運営、栄養指導や食事プランの作成、食品の選択や調理方法のアドバイスなどです。また、子どもや家族、学校、企業など、さまざまな対象に対して食育活動を行います。

おもちゃインストラクター

おもちゃインストラクターは、子どもたちに適切なおもちゃの選び方や遊び方を指導する専門家です。この資格は、おもちゃの知識や子どもの発達に関する理解を持ち、遊びを通じて子どもたちの成長や学びを促進する能力を証明します。仕事内容は、おもちゃのデモンストレーションやワークショップの開催、保護者や教育関係者へのアドバイスや指導、おもちゃの遊び方や効果についての情報提供などです。また、おもちゃの選定や安全性の確認も重要な業務の一つです。

絵本専門士

絵本専門士は、絵本に関する専門知識や技術を持つ専門家です。この資格は、絵本の選定や解説、絵本を活用した子どもの育成や教育に関する能力を証明します。仕事内容は、絵本の選定や推薦、絵本の読み聞かせや絵本の読解力を育むプログラムの企画・実施、保護者や教育関係者への絵本の活用方法に関するアドバイスや指導などが含まれます。また、絵本関連のイベントやセミナーの企画・運営も行うことがあります。

保育士の副業・独立にオススメの資格の種類

ベビーマッサージ

ベビーマッサージ講師は、赤ちゃんの健康や発達を促進することを目指して、親子に対してベビーマッサージのセッションを提供する専門家です。ベビーマッサージの資格は、赤ちゃんに対するマッサージ技術や育児知識を習得し、親子の絆を深めるためのスキルを身につけることを目的としています。この資格を持つ人々は、赤ちゃんの健康や発達を促進することを目指して、親子に対してベビーマッサージのセッションを提供します。仕事内容は、ベビーマッサージの技術や効果についての指導やデモンストレーション、親子のコミュニケーションの促進、育児相談などです。また、ベビーマッサージのセミナーやワークショップの企画・運営も行うことがあります。

ベビーヨガインストラクター

ベビーヨガインストラクターは、赤ちゃんと親が一緒に参加するヨガクラスを指導する専門家です。この資格は、赤ちゃんの発達や親子の絆を促進するためのヨガ技術や知識を習得することを目的としています。仕事内容は、赤ちゃんと親のためのベビーヨガクラスの企画・指導を行うことです。これには、赤ちゃん向けのヨガポーズや呼吸法の指導、親子のコミュニケーションや絆を深めるためのアクティビティの提供が含まれます。また、赤ちゃんの発達段階や健康状態に応じてクラス内容を調整することも重要です。

リトミック講師

リトミック講師は、リトミックと呼ばれる音楽とリズムを組み合わせた教育プログラムを指導する専門家です。この資格は、音楽やリズムに関する知識や技術を習得し、子どもの発達や成長を促進するためのスキルを身につけることを目的としています。仕事内容は、幼児や幼児の親と一緒にリトミックセッションを行うことです。これには、音楽に合わせて身体を動かしたり、楽器を演奏したりする活動や、リズムやメロディを感じ取るためのゲームや演習を提供することが含まれます。また、子どもたちの感情表現やコミュニケーション能力を発達させるための活動も行います。

効率的に合格を目指すポイント【10個】

資格取得のための勉強を始める前に抑えるべきポイントを以下の項目でまとめました。

順に解説していきます。

目標設定と計画

まず、具体的な目標設定と計画を立てましょう。いつまでに合格したいのか、週にどのくらい勉強できるのかなどを明確にし、スケジュールを立てます。

情報収集

試験内容、合格率、過去問、参考書などの情報を収集しましょう。試験に関する情報は、主催団体のホームページや書店などで確認できます。

自分に合った勉強方法を見つける

独学、通信講座、スクールなど、さまざまな勉強方法があります。自分のライフスタイルや学習スタイルに合った方法を選びましょう。

基礎固め

まずは、基礎知識をしっかりと固めましょう。参考書や問題集を使って、基本的な概念や用語を理解します。

問題演習

過去問や問題集を使って、問題演習を積み重ねましょう。時間配分や解き方のコツを身につけることができます。

苦手分野克服

苦手分野を見つけたら、重点的に対策しましょう。参考書や問題集を使い、理解を深めます。

模擬試験

本番を想定した模擬試験を受けましょう。時間配分や実力確認などに役立ちます。

規則正しい生活

規則正しい生活を心がけ、体調を整えましょう。睡眠不足や体力不足は、集中力低下や記憶力低下につながります。

モチベーション維持

目標を常に意識し、モチベーションを維持しましょう。家族や友人に宣言したり、勉強仲間を見つけたりするのも効果的です。

諦めない

勉強が思うように進まなくても、諦めずに努力を続けましょう。継続こそが、合格への近道です。

資格取得のための勉強方法の手順については、【完全保存版】資格取得のための勉強法：ステップバイステップガイドという以下の記事でさらに詳しく解説しています。

まとめ

今回は保育関連の資格の種類についてご紹介しました。

今回の記事のまとめ：

資格は必須ではない場合もありますが、学びたい内容に対して体系的に学ぶことができることや学んだことを対外的に証明しやすくなります。

資格が証明できると、提供内容に説得力が増し、サービスを受ける側からの信頼感も得られやすくるでしょう。

みなさんの新たな一歩を踏み出す参考になれば幸いです。