近年、人工知能（AI）技術は目覚ましい発展を遂げ、私たちの生活のさまざまな分野に浸透し始めています。
もちろん、保育現場も例外ではありません。
ICT導入と同じく、保育に生成AIを取り入れた保育士の業務改善の調査も行われています。
しかし、生成AIの機器が多くの保育現場で実装されるようになるのは、システム作成や導入費用などを考えるとまだ先のことになるでしょう。
そこで、今回は今日から使える生成AIの活用例をピックアップして、ご紹介します。
生成AIと呼ばれるAI技術を活用することで、保育士の業務を効率化し、子ども一人ひとりに寄り添った質の高い保育を提供することが可能になります。
文章作成やアイディア出しは使いやすいので、自身の保育の引き出しがまだ少ない新米保育士や文章作成が苦手な保育士におすすめです。
記事内では、実際に生成AIに指示を出すプロンプト例もご紹介していきます。
今日から生成AIを活用して時間の余裕を作り、充実した保育士ライフを実現しましょう！
（※今回の記事内で紹介している生成AIの回答は、ChatGPT（無料版）の回答です。）
この記事はこのような人におすすめ↓
- 生成AIが気にななっているけれど、どうやって保育業務に取り入れたらいい？
- 園システムでの導入はまだ先になりそう…
- 書類業務が多いから作成効率を上げたい
- 年齢に合わせた保育のアイディアが思い浮かばない！
- 個別の発達や特性に合わせた有効な援助方法を簡単に調べたい
- 生成AIとは？
- 生成AIは、文章や画像、音声などのデータを学習し、新たなデータを生み出すことができるAI技術です。従来のAIとは異なり、単に既存のデータを分析するだけでなく、創造性を発揮して新しいものを生み出すことができます。
保育現場における生成AIの活用事例
まずは、保育現場における生成AIの活用事例の一部をご紹介します。
個別学習教材の作成
生成AIを活用することで、子どもの個々の学習レベルや興味・関心に合わせた個別学習教材を作成できます。従来の画一的な教材とは異なり、子ども一人ひとりの理解度に合わせて学習を進めることが可能です。
保育記録の作成
保育記録の作成は、保育士にとって大きな負担です。生成AIを活用することで、子どもの様子を自動的に記録し、保育士は記録内容を確認するだけで済みます。
お便り作成
保護者への連絡は、メールや電話で行うのが一般的ですが、時間と手間がかかります。生成AIを活用することで、子どもの様子を写真や動画付きで自動的に保護者に送ることができます。
保育カリキュラムの作成
保育カリキュラムの作成は、保育士にとって大きな責任を伴う業務です。生成AIを活用することで、子どもの年齢や発達段階に合わせた最適なカリキュラムを作成できます。
会議議事録の作成
会議の議事録を生成AIに作成してもらうことができます。音声から文章に文字起こしをしたり、要点をまとめたりすることが即座にできるため、書類にまとめる時間や手間の短縮が可能です。
その他・補足
- 生成AIは、保育現場だけでなく、事務作業や研修など、さまざまな分野で活用できます。
- 生成AIは、今後さらに発展していくことが予想されます。最新の情報に常に触れ、保育現場での活用方法を検討していくことが重要です。
- 生成AIを活用することで、保育士はより子どもと向き合う時間が増え、より充実した仕事ができるでしょう。
保育で使えるAIプロンプト実例
実際に、生成AIを園のシステムとして取り入れるには、各園の方針や費用面からすぐに導入するのは難しい場合が多いでしょう。
また、生成AIは精度を上げるために多くの情報を収集するため、個人情報保護の観点からも使いにくいと感じる点もあるかもしれません。（生成AIツールによっては、情報を収集しないよう設定することも可能です。）
しかし、今回ご紹介するのは、個人情報を出さずに今すぐ使えるプロンプト例ばかりです。
今回紹介したプロンプトを参考にして、ぜひ自分自身が欲しい回答に合わせたプロンプトを作成してみてください。
書類作成に使えるプロンプト例
月案・週案
あなたは保育士です。4歳児クラスの９月の月案と週案を作成します。以下の8月の子どもの姿と9月のねらいを参考に9月の月案と週案を作成してください。
＃8月の子どもの姿：保育士の声掛けで積極的に水分補給を行える。お友達や保育者とのかかわりを楽しみながら水遊びを十分に楽しむ。水遊びの前後で衣類の始末が自分でできるようになる。一人でできないことは自ら保育者に助けを求めたり友達と協力して行おうとする姿が見られる。
＃9月のねらい：気温に合わせて着替えや水分補給を自発的に行おうとする。避難訓練を通して緊急時の避難方法や約束について確認する。運動会に向けて運動やダンスを通して体を動かすことを楽しむ。
＃月案は5領域で作成してください。
＃週案を4週分作成してください。
上記の指示をChatGPTに投げると、以下の回答が出されました。
9月の月案
1. 健康
ねらい
- 気温に合わせて自発的に着替えや水分補給を行う。
- 避難訓練を通して緊急時の避難方法や約束を確認する。
内容
- 毎日の気温に応じた着替えの指導と実践を行う。
- 水分補給のタイミングを知らせ、自発的な水分補給を促す。
- 避難訓練を実施し、避難経路や避難時のルールを理解させる。
2. 人間関係
ねらい
- お友達や保育者と協力しながら活動を楽しむ。
- 運動会に向けての練習を通して仲間意識を高める。
内容
- チームで行う遊びやゲームを通して協力する力を養う。
- 運動会の練習でのチーム競技やダンスを通して仲間との一体感を感じさせる。
3. 環境
ねらい
- 身の回りの物を大切にし、自分で管理する力を育む。
- 自然の変化に気づき、その美しさや面白さを楽しむ。
内容
- 衣類や持ち物の管理を自分で行うように指導する。
- 散歩や園庭での活動を通じて、季節の変化や自然の美しさに気づかせる。
4. 言葉
ねらい
- 自分の考えや感じたことを言葉で表現する力を育む。
- 運動会の準備や練習でのコミュニケーションを通して、言葉のやり取りを楽しむ。
内容
- 毎日の出来事や感じたことを話す時間を設ける。
- 運動会の練習中に友達や保育者と話し合い、協力する場面を作る。
5. 表現
ねらい
- ダンスや体操を通じて体を動かす楽しさを味わう。
- 自分の感性や表現力を豊かにする。
内容
- 運動会に向けたダンスや体操の練習を行い、リズムに合わせて体を動かす楽しさを体感させる。
- 絵画や工作など、自由な表現活動を通じて自分の感性を表現する機会を増やす。
9月の週案
第1週
ねらい
- 気温に応じた着替えを自発的に行う。
- 自然の変化に気づき、季節感を感じる。
活動計画
- 朝の会でその日の気温を確認し、適切な着替えを指導。
- 散歩を通して秋の自然を観察し、感じたことを話し合う。
第2週
ねらい
- 避難訓練を通して緊急時の対応を学ぶ。
- チームでの活動を通じて協力する力を養う。
活動計画
- 避難訓練を実施し、避難経路とルールを確認。
- チームで行う遊びやゲームを通して協力する場面を増やす。
第3週
ねらい
- 運動会に向けた練習を楽しむ。
- 自分の考えや感じたことを言葉で表現する。
活動計画
- 運動会の競技やダンスの練習を開始し、楽しみながら体を動かす。
- 毎日の出来事や感じたことを発表する時間を設ける。
第4週
ねらい
- ダンスや体操を通じて体を動かす楽しさを味わう。
- 自分の感性を豊かにする。
活動計画
- 運動会のダンスや体操の練習を集中的に行う。
- 絵画や工作などの表現活動を通じて、自由に創作する時間を設ける。
今回のプロンプトを応用すると、さまざまな文章作成に役立ちます。
文章作成は得意な生成AIが多く、無料版のでも十分活用できる精度です。
保護者へのお便り作成
あなたは保育士です。４歳児クラスの保護者へ９月のお便りを作成してください。
＃お便りに入れる内容：冒頭文章、９月の保育のねらい、９月の歌、保護者様へのお願い
＃保護者様へのお願い：「まだまだ暑い日が続きますので、着替えの用意を多めにお願いします。」
ChatGPTの回答は以下のとおりです↓
9月のお便り
保護者の皆様へ
日増しに秋の気配を感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。子どもたちは暑さに負けず、元気いっぱいに園生活を楽しんでいます。9月も引き続き、楽しい活動を通して成長を見守っていきたいと思います。
9月の保育のねらい
- 健康
気温に合わせて自発的に着替えや水分補給を行うことを目指します。また、避難訓練を通じて緊急時の対応を確認し、安心して過ごせるようにします。- 人間関係
運動会に向けての練習を通して、友達や保育者との協力や仲間意識を育みます。- 環境
自然の変化に気づき、その美しさや面白さを楽しむことを大切にします。散歩や園庭での活動を通じて、季節の移り変わりを感じさせたいと思います。- 言葉
運動会の準備や練習を通して、言葉のやり取りを楽しみ、自分の考えや感じたことを言葉で表現する力を育みます。- 表現
ダンスや体操を通じて体を動かす楽しさを味わい、自由な表現活動を通じて自分の感性を豊かにすることを目指します。9月の歌
今月の歌は「大きな栗の木の下で」です。手をつないで楽しく歌いながら、リズムに合わせて体を動かすことを楽しんでいます。お家でも一緒に歌ってみてください。
保護者様へのお願い
まだまだ暑い日が続きますので、着替えの用意を多めにお願いします。特に運動会の練習で汗をかくことが多いので、Tシャツやタオルなどを多めにご用意いただければと思います。また、水分補給のための水筒も忘れずに持たせてください。
ご不明な点やご相談がございましたら、いつでもお気軽にお声がけください。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
敬具
【園名】
【クラス名】
【担任保育士の名前】
文章の作成だけを指示していることもあり、正直このまま配布ができる状態ではありませんね。
しかし、冒頭の文章にクラスの子どもの具体的な姿を書き加えたり、全体のレイアウトを整えたり、と多少の手直しをする程度で完成できそうです。
さらに、文章の表現を変更したい場合には、「もう少しカジュアルな文体で作成して下さい。」などの条件（指示）を加えます。
また、おたより作成で悩んでいる保育士さんにはCanvaというツールもおすすめです。
Canvaでは、豊富なテンプレートやAIによるマジック作文機能（無料版の場合50回分のみ配布）が利用できます。
Canvaについて詳しく解説した記事はこちらで読めます↓
保育のヒントをもらうプロンプト例
保育の制作アイディア
あなたは保育士です。４歳の９月の制作のアイディアを5つ提案してください。
ChatGPTの回答は以下のとおりです↓
4歳児クラスの9月の制作アイディア
- 秋のリース作り
- 材料: 紙皿、色紙、落ち葉、ドングリ、のり、絵の具
- 内容: 紙皿の中央を切り抜いてリースの土台を作ります。色紙で秋の葉や花の形を切り抜いたり、園庭や散歩中に集めた落ち葉やドングリを貼り付けたりして、秋らしいリースを作ります。
- 栗のクラフト
- 材料: トイレットペーパーの芯、茶色の絵の具、緑の画用紙、のり、はさみ
- 内容: トイレットペーパーの芯に茶色の絵の具を塗って乾かし、栗の形を作ります。緑の画用紙で葉っぱを切り抜き、芯の上部に貼り付けて完成させます。
- 紅葉のスタンプアート
- 材料: さつまいもやじゃがいも、ナイフ、絵の具、紙
- 内容: さつまいもやじゃがいもを半分に切り、紅葉の形にカットします。子どもたちが絵の具をつけてスタンプし、色とりどりの紅葉を紙に押して楽しみます。
- 秋の自然物コラージュ
- 材料: 段ボール、落ち葉、ドングリ、小枝、のり、絵の具
- 内容: 散歩や園庭で集めた秋の自然物を使って、段ボールの台紙にコラージュを作ります。自然物を自由に配置し、のりで貼り付け、秋の景色や動物を表現します。
- ハロウィンのかぼちゃランタン
- 材料: オレンジ色の画用紙、黒い画用紙、のり、はさみ、LEDキャンドル
- 内容: オレンジ色の画用紙でかぼちゃの形を作り、黒い画用紙で目や口の形を切り抜いて貼り付けます。作ったかぼちゃにLEDキャンドルを入れて、ハロウィンの雰囲気を楽しみます。
これらの制作アイディアは、秋の季節感を楽しみながら、子どもたちの創造力や手先の器用さを育む活動として最適です。
使用する材料（はさみ、のり、絵の具など）や具体的な取り入れたい活動内容（ハサミの一回切り、シール貼り、スタンピングなど）を条件付けしてあげると、さらに希望条件に合った制作のヒントを得られます。
発達に合った援助方法のアイディア
あなたは保育士で子どもの発達の専門家です。自閉症スペクトラム症の傾向がある４歳男児の援助として有効な方法を提案してください。
＃対象児の姿と保育状況：４歳男児、多動が目立つ、集団活動に参加できない、加配保育士はいない
ChatGPTの回答は以下のとおりです↓
自閉症スペクトラム症の傾向がある4歳男児に対する援助方法について、以下の提案をします。多動が目立ち、集団活動に参加できないという状況を踏まえたサポートです。
1. 環境調整
- 視覚的支援: 視覚的な指示やスケジュールを使って、子どもが次に何をすべきか理解しやすくします。ピクトグラムや写真を使った一日のスケジュール表を掲示し、視覚的に確認できるようにします。
- 静かなスペース: 落ち着ける場所を用意します。過刺激を避けるために、静かで安心できるコーナーを設け、そこで休憩できるようにします。
2. 個別対応
- 個別活動の提供: 集団活動が難しい場合は、個別に活動を提供します。興味のある遊びや学びの機会を提供し、成功体験を積み重ねることで自信を持たせます。
- 短時間の集団参加: 集団活動に少しずつ参加させるようにします。最初は短い時間から始め、徐々に参加時間を延ばしていく方法が有効です。
3. 社会性の支援
- ペア活動: 信頼できる友達とペアを組ませて活動を行うことで、社会的なスキルを自然に学べるようにします。
- 役割分担: 簡単な役割を与えて責任感を持たせます。例えば、特定の時間におもちゃを片付ける係などを担当させることで、自己肯定感を育てます。
4. 行動管理
- ルーチンの確立: 日常のルーチンを明確にし、一貫性を持たせます。決まった時間に決まった活動を行うことで、予測可能性が高まり安心感が生まれます。
- 小さな目標設定と報酬: 短期的な目標を設定し、達成した際に小さな報酬を与えることで、行動のモチベーションを高めます。
5. 感覚刺激の調整
- 感覚統合活動: 感覚過敏や鈍感に対する対応として、適切な感覚刺激を提供します。触覚、視覚、聴覚などの感覚をバランスよく刺激する活動を取り入れます。
- 落ち着きのためのツール: クッションやボール、タッチマットなど、落ち着きを促すツールを使います。
6. 保護者との連携
- 情報共有: 保護者と密に連携し、家庭での様子や保育園での対応方法について情報を共有します。家庭での取り組みと一貫性を持たせることが重要です。
- サポートの提案: 必要に応じて、専門機関のサポートを提案し、より専門的な支援を受けるようにします。
これらの方法を組み合わせて、個々のニーズに応じた柔軟な対応を行い、子どもの成長と発達を支えていきましょう。
あくまで一般的な参考内容ではありますが、援助のヒントを得るツールとして生成AIを活用できます。
匿名性は保ちながら、特性や困り感を特定して指示することで支援のヒントを得られます。
トイレトレーニングの進め方のヒント
新しいことを教える際の段階的な手順について、教えてもらうこともできます。
今回は、2歳児クラスと5歳児のトイレトレーニングについて質問してみました。
あなたは保育士で発達の専門家です。2歳児クラスでのトイレトレーニングについて、ステップバイステップのガイドを提供してください。
ChatGPTの回答は以下のとおりです↓
2歳児クラスのトイレトレーニング: ステップバイステップガイド
ステップ1: 準備段階
1. 子どもの準備を確認
- 興味を示す: 子どもがトイレに興味を示しているか確認します。お兄さんお姉さんが使っている様子を見たがる場合などが目安です。
- 言葉の理解: 簡単な指示を理解できることが重要です。「トイレに行こう」と言った時に理解できるかを確認します。
- 身体のサイン: おむつが濡れる前に知らせる、一定時間おむつが乾いているなど、身体の準備ができているか確認します。
2. トイレ環境の整備
- 子どものサイズに合ったポッティ（おまる）やステップ付きトイレシートを準備します。
- トイレを楽しい場所にするため、好きなキャラクターのステッカーや絵本を置くことも有効です。
ステップ2: トイレトレーニングの開始
3. トイレの習慣をつける
- 一日の中で決まった時間（起床後、食事の後、昼寝の前など）にトイレに誘導します。
- トイレに座る時間は短くし、無理強いしないように注意します。
4. 見本を見せる
- 大人や先輩の子どもがトイレを使う様子を見せ、模倣させます。
5. 言葉でのサポート
- トイレに行く時に使う言葉を教えます。「おしっこ」「うんち」「トイレに行こう」などの言葉を一貫して使います。
ステップ3: 成功体験の強化
6. 成功を褒める
- トイレに成功した時には大いに褒めて、自信を持たせます。小さな成功でも大きく評価します。
- ステッカーシートやご褒美シールを使って、成功の度にシールを貼る方法も効果的です。
7. 失敗を受け入れる
- 失敗した時には叱らず、次回の成功に向けて励まします。「次は頑張ろうね」と優しく声をかけます。
ステップ4: トレーニングの進展
8. パンツの導入
- おむつからトレーニングパンツ、そして普通のパンツに移行します。キャラクターが描かれたパンツなど、子どもが気に入るデザインを選ぶと良いでしょう。
- パンツを濡らす不快感を感じさせることも、トイレに行く動機づけになります。
9. 自立を促す
- トイレに行きたくなった時に自分から知らせるように促します。
- 子どもが自分で服を脱ぎ着できるようにサポートします。ボタンやファスナーのない、簡単に脱ぎ着できる服を選ぶと良いでしょう。
ステップ5: 維持と習慣化
10. 一貫したサポート
- 家庭と連携し、一貫したトイレトレーニングのサポートを行います。
- 保育園でも家庭でも同じ方法を使うことで、子どもが混乱しないようにします。
11. 定期的な確認
- トイレトレーニングの進捗を定期的に確認し、必要に応じて方法を調整します。
- 子どもによってペースは異なるため、それぞれの子どものペースに合わせたサポートを心がけます。
注意点
- トイレトレーニングは焦らず、子どものペースに合わせることが重要です。
- 子どものストレスやプレッシャーを避けるため、無理強いしないことが大切です。
- 保護者と緊密に連携し、家庭と保育園で一貫した取り組みを行うことが成功の鍵です。
以上のステップを踏まえて、楽しく効果的なトイレトレーニングを進めていきましょう。
5歳児へのトイレトレーニングについては、以下がChatGPTの回答です↓
※回答内容はほぼ同じだったため、2歳児クラスと特に異なる部分にラインを引いています。
5歳児のトイレトレーニング: ステップバイステップガイド
ステップ1: 準備段階
1. 子どもの準備を確認
- 子どもがトイレに行きたがるか、自分でトイレを使いたいと言うかを確認します。
- 基本的な身体の準備ができているか確認します。例えば、おむつが乾いている時間が長いなどの兆候があるかどうかを見ます。
2. トイレ環境の整備
- 子どものサイズに合ったトイレシートやステップを用意します。
- トイレの中にお気に入りの本やおもちゃを置いて、楽しい空間にします。
ステップ2: トイレトレーニングの開始
3. トイレの習慣をつける
- 毎日決まった時間にトイレに行く習慣をつけます。例えば、食事の後や寝る前などです。
- トイレに座る時間を短くし、無理強いしないようにします。トイレに座ることが楽しい体験であるように努めます。
4. モデルとなる行動を見せる
- 大人や年上の子どもがトイレを使う様子を見せ、子どもが模倣できるようにします。
5. 言葉でのサポート
- トイレに行く時に使う言葉を教えます。「おしっこ」「うんち」「トイレに行こう」などの言葉を一貫して使います。
ステップ3: 成功体験の強化
6. 成功を褒める
- トイレに成功した時には大いに褒めて、自信を持たせます。小さな成功でも大きく評価します。
- ステッカーシートやご褒美シールを使って、成功の度にシールを貼る方法も効果的です。
7. 失敗を受け入れる
- 失敗した時には叱らず、次回の成功に向けて励まします。「次は頑張ろうね」と優しく声をかけます。
ステップ4: トレーニングの進展
8. パンツの導入
- おむつからトレーニングパンツ、そして普通のパンツに移行します。キャラクターが描かれたパンツなど、子どもが気に入るデザインを選ぶと良いでしょう。
- パンツを濡らす不快感を感じさせることも、トイレに行く動機づけになります。
9. 自立を促す
- トイレに行きたくなった時に自分から知らせるように促します。
- 子どもが自分で服を脱ぎ着できるようにサポートします。ボタンやファスナーのない、簡単に脱ぎ着できる服を選ぶと良いでしょう。
ステップ5: 維持と習慣化
10. 一貫したサポート
- 家庭と連携し、一貫したトイレトレーニングのサポートを行います。
- 保育園でも家庭でも同じ方法を使うことで、子どもが混乱しないようにします。
11. 定期的な確認
- トイレトレーニングの進捗を定期的に確認し、必要に応じて方法を調整します。
- 子どもによってペースは異なるため、それぞれの子どものペースに合わせたサポートを心がけます。
注意点
- トイレトレーニングは焦らず、子どものペースに合わせることが重要です。
- 子どものストレスやプレッシャーを避けるため、無理強いしないことが大切です。
- 保護者と緊密に連携し、家庭と保育園で一貫した取り組みを行うことが成功の鍵です。
以上のステップを踏まえて、楽しく効果的なトイレトレーニングを進めていきましょう。
トイレトレーニングの流れは、基本的に2歳児クラスと5歳児とも同じ内容ですが、一番初めの「1.子どもの準備を確認」の段階では、特に年齢による違いが表れています。
今回ご紹介したChatGPTの回答は、記事内でご紹介したプロンプトのみの回答で、追加での指示を出していません。
回答された内容に対して異なった回答の場合、追加の指示を出すことで生成AIは学習して、より希望に沿った回答が得られます。
年齢や季節に応じた工作アイディアや生活スキルの習得手順は、特に新任の保育士には、参考になると思います。
生成AIを使用する時のポイント
ChatGPTへ、生成AIを使用する時のポイントも聞いてみました。
以下が、ChatGPTの回答です。（特にプロンプト作成時や思っていた回答と異なる時の対応として、重要と感じた部分にラインを引いたので、自分でプロンプトを作成する際の参考にしてみてください。）
生成AIを効果的に利用するためのポイントは以下の通りです：
- 具体的で明確な指示: AIに対して具体的で明確な指示を与えることで、期待する結果に近い応答が得られます。曖昧な指示は避けましょう。
- 段階的な指示: 複雑なタスクは段階的に指示を出すと効果的です。大きなタスクを小さなステップに分けることで、AIが適切に対応しやすくなります。
- フィードバックの活用: AIが生成した結果に対してフィードバックを与えることで、次回の応答が改善される可能性があります。具体的な修正点や改善点を伝えましょう。
- 適切なツールの選択: AIの生成機能はさまざまなツールやプラットフォームで提供されています。利用する目的に応じて最適なツールを選択することが重要です。
- 文脈の提供: AIが文脈を理解しやすいように、必要な背景情報や関連する詳細を提供することが重要です。文脈が明確であるほど、より正確な応答が期待できます。
- 実験と調整: AIの応答は一度で完璧に得られるわけではないことが多いです。実験を重ねながら指示や文脈を調整し、望む結果に近づけることが大切です。
- エラーの許容: AIは完全ではなく、誤りや予期しない結果を生成することがあります。これを前提として、生成された内容をチェックし、必要に応じて修正することが重要です。
- 倫理的な利用: AIを利用する際には、倫理的な観点からの配慮も重要です。個人情報の保護、偏見や差別の排除、著作権の尊重などに注意しましょう。
これらのポイントを踏まえて、生成AIを効果的に利用し、望ましい結果を得ることができます。
生成AIを活用する際の注意点
生成AIは便利なツールですが、使い方を誤ると、子どもに誤った情報を伝えたり、プライバシーを侵害したりする可能性があります。
生成AIを活用する際には、以下の点に注意する必要があります。
信頼できるツールを選ぶ
生成AIは様々なツールがありますが、すべてが安全で信頼できるわけではありません。
導入前に、ツールの安全性や倫理性を十分に検討する必要があります。
信頼性のある生成AIの見極め方は、
- 有名な企業で開発されたもの（例：Gemini（Google）、Copilot（Microsoft）、ChatGPT（OpenAI）など）
- 評価が高いもの（例：DALL-E3、DeepL-Write、Canvaなど）
本業が保育士で業務改善のためにAIを使用する場合、最新のAIを手当たり次第に使ってみるよりも、使いたい内容に合わせて評価が高いものを選ぶと良いでしょう。
子どものプライバシーを守る
生成AIを使用する際には、子どもの個人情報や画像を適切に管理する必要があります。
情報漏洩などのリスクを防ぐための対策を講じることが重要です。
ほとんどの生成AIでは、使用した情報を収集しないように設定を変更できます。
保育士業務で使用する場合は、特に個人情報の取り扱いに注意が必要です。
子どもとのコミュニケーションを大切にする
生成AIはあくまでもツールであり、子どもとのコミュニケーションを代替するものではありません。
生成AIを活用しながらも、子どもとの対話や遊びを大切にする必要があります。
まとめ
生成AIは、保育現場に大きな可能性をもたらすツールです。
使い方を誤らなければ、保育士の業務を効率化し、子ども一人ひとりに寄り添った質の高い保育を提供することができます。
生成AIを活用し、より良い保育士ライフを送りましょう。
【参考文献】
