子どもたちの成長を支える、やりがいのある仕事のはずなのに、毎日イライラでいっぱいいっぱい…
「私って保育士に向いてないのかな?」
そう感じているあなた、決して一人じゃありません。
多くの保育士が、子どもたちの相手をするという責任感と、限られた時間と人員の中で葛藤し、イライラを抱えています。
しかし、イライラすることは悪いことではありません。
むしろ、子どもたちの成長を真剣に考えている証拠とも言えるのです。
大切なのは、一人で抱え込まずに、解決策を見つけること。
この記事では、保育士の仕事で「向いてないな…」「イライラする」と感じてしまう要因と、悩みやイライラを乗り越えるための解決策を詳しく紹介していきます。
一緒に、イライラを解消し、笑顔で子どもたちと向き合える保育士になりましょう!
各要因の解決策がすぐにわかるよう、各要因に対しての具体的な解決策をすぐ下に記載しました。順に読んでも良し!悩んでいる項目だけ読んでも良し!あなたの悩みを即解決します。
保育士向いていない?「イライラする」と感じてしまう要因と解決策
保育士のみなさんが仕事に対して「向いてないかも…」「イライラする!」と感じてしまう要因と具体的な解決策を【子ども】【自分自身】【その他】の3つに分けてご紹介します。
子どもによる要因
子どもたちの笑顔のために、日々奮闘する保育士。しかし、その献身的な仕事の裏には、想像以上の葛藤と悩みが存在します。ここでは、保育士が仕事で「向いてないかも…」「イライラする」と感じてしまう5つの要因を詳しく解説します。
子どもたちの成長に寄り添うからこそ…
【子どもによる5つの要因】
- 子どもが言うことを聞いてくれない
- 癇癪や暴力などの問題行動に困る
- 子どもたちの成長や発達が気になる
- 個々のニーズに合わせた保育方法がわからない
- 子どもとの関わりに自信が持てない
子どもが言うことを聞いてくれない
「静かに遊ぼうね」と言っても、走り回ったり、おもちゃを奪い合ったり…。思うように行動しない子どもたちに、ついイライラしてしまうことありませんか?しかし、彼らの行動は、成長過程における自然な欲求の表れです。子どもの気持ちに寄り添い、適切な声掛けや環境設定でサポートすることを大切にしましょう。
【これで解決!】子どもが言うことを聞いてくれない
①子どもの気持ちに寄り添い、共感を示す
- 「走り回りたい気持ち、分かるよ!」など、子どもの気持ちに寄り添い共感を示すことで、子どもは安心感を得ることができます。
- 代替案を提案する:「走るのは危ないから、こっちで遊ぼうね」など、代替案を提案することで、子どもは安全な遊び方を選択することができます。
②適切な声掛けで行動を促す
- 「静かに遊ぼうね」ではなく、「(ネズミさんの声/音量2くらい)で遊ぼうね」など、具体的な行動を促す声掛けをすることで、子どもは分かりやすく行動することができます。
- 視覚的なサポートを活用する:絵カードやジェスチャーなどを活用することで、子どもは言葉だけでなく視覚からも情報を理解することができます。
③環境設定を見直す
- 広いスペースを確保し、走り回れる場所を作る。
- おもちゃを整理し、子どもが手に取りやすい環境を作る。
- 刺激を減らし、落ち着ける空間を作る。
癇癪や暴力などの問題行動に困る
癇癪や暴力などの問題行動は、子ども自身もコントロールが難しいものです。周囲を困らせるだけでなく、保育士自身も大きなストレスを感じてしまいます。しかし、これらの行動は、SOSのサインであることも少なくありません。子どもの心の声に耳を傾け、専門機関と連携しながら、適切な対応を見つけていきましょう。
【これで解決!】癇癪や暴力などの問題行動に困る
①子どもの心の声に耳を傾ける
- 癇癪や暴力の原因を探るために、子どもに話を聞いてみましょう。
- 子どもが抱えている不安や不満を理解することで、適切な対応を見つけることができます。
②専門機関と連携する
- 必要に応じて、児童相談所や発達支援センターなどの専門機関と連携し、子どもの問題行動の原因を探り、適切な支援につなげましょう。各自治体の発達支援センターから、臨床心理士などの専門家に巡回指導に来てもらうこともできます。
③日頃から子どもの様子を観察し記録しておく
- 癇癪や暴力などの問題行動がいつ、どのような状況で起こるのかを記録することで、原因を特定しやすくなります。
- 記録をとって問題行動を理性的に観察するクセがつくことで、保育士側のイライラ抑止にもなります。
最近では「問題行動がある困らせる子=困っている子」という認識が広まっていますね。どうして問題となる行動をとってしまうのか記録する時には、問題行動そのものだけでなく前後の行動・状況も記録してみましょう。(←私が実際に子どもの担当医から言われたことです。)一定の状況から問題行動につながる・癇癪やパニックがだいたい〇分くらいでおさまるなど、記録からパターンをつかみやすくなります。
子どもたちの成長や発達が気になる
子どもたちはそれぞれ個性豊かに成長していきます。しかし、発達に遅れがあったり、個性的な行動を見せたりすると、不安や戸惑いを感じることも。大切なのは、子どものペースに合わせ、個々のニーズに合わせた支援を行うことです。集団生活では難しいですが、子どもたち一人ひとりを観察して、しっかり個性を把握していきましょう。
【これで解決!】子どもたちの成長や発達が気になる
①日々の記録を振り返り、子どもの成長を記録する
- 毎日の子どもの様子を記録することで、成長の過程を客観的に把握することができます。
- 小さな成長も見逃さず、子どもを褒めてあげましょう。
誰でも得意・不得意はあるもの。苦手なこともポジティブな内容に置きかえるなど、できることに注目してみましょう。
②専門家の意見を参考に、個々のニーズに合わせた支援を行う
- 発達に遅れがある場合は、専門医や療育の専門家、地域の発達支援センターなどの意見を参考に、個々のニーズに合わせた支援を行いましょう。
- 個性的な行動を見せる場合は、その行動の背景にある理由を理解し、適切な支援を考えましょう。
③同じ悩みを持つ保育士と情報交換する
- 同じ悩みを持つ保育士と情報交換することで、解決策を見つけたり、共感をしてもらったりすることができます。
- オンラインコミュニティや研修会、SNSなどを活用しましょう。
個々のニーズに合わせた保育方法がわからない
子どもたちは一人ひとり、異なる性格や能力を持っています。しかし、限られた時間の中で全てのニーズに応えるのは難しいと感じることも。大切なのは、子どもたちをよく観察し、彼らの個性やニーズを理解すること。そして、一人ひとりに寄り添った保育方法を模索し、実践していくことです。
【これで解決!】個々のニーズに合わせた保育方法がわからない
①子どもたちをよく観察し、彼らの個性やニーズを理解する
- 子どもたち一人ひとりの性格や能力、興味関心を理解することで、個々のニーズに合わせた保育方法を見つけることができます。
- 子どもたちの発言や行動に注意深く耳を傾けましょう。
②一人ひとりに寄り添った保育方法を模索し実践していく
- 画一的な保育ではなく、一人ひとりの個性やニーズに合わせた保育方法を模索しましょう。
- 必要に応じて、個別支援を行うことも大切です。
“個別支援=特別扱い”ではありません。集団生活の中で個々に合わせた支援は大変ですが、例えば発達障害の子どもへの視覚支援が他の子どもにとっても視覚的にわかりやすく良い効果が得られるケースがあります。一人への支援の結果、子どもたちみんなが過ごしやすい、保育士が運営しやすいクラスづくりにつながっていくこともあるのです。必要があれば、子どもや保護者には事前に支援の必要性について話をしておくことも良いですね。
③他の保育士と協力し情報交換を行う
- 他の保育士と協力して、子どもたちへの関わり方について情報交換を行いましょう。
- それぞれの経験やアイデアを共有することで、より良い保育方法を見つけることができます。
子どもとの関わりに自信が持てない
子どもたちと接する中で、「うまく遊ばせてあげられていないのでは?」「もっと良い関わり方があったのでは?」と不安を抱えることはありませんか?特に新任の保育士の場合には、先輩保育士と比べてできないことが多く落ち込むこともあるかもしれませんね。先輩保育士の姿やアドバイス、研修などを通して、学び続ける姿勢を持ちましょう。
【これで解決!】子どもとの関わりに自信が持てない
①子どもたちと真摯に向き合い、日々の経験を通して成長していく
- 完璧な保育士などいません。経験とともにできることが増えていきます。
- 子どもたちと真摯に向き合い、日々の経験を通して成長していくことが大切です。
②先輩保育士や研修などを通して、学び続ける姿勢を持つ
- 先輩保育士や研修などを通して、保育に関する知識やスキルを磨き続けましょう。
- 積極的に学び続けることで、子どもたちとの関わりに自信を持つことができます。
仕事環境による要因
毎日笑顔で子どもたちと接している保育士。しかし、笑顔の裏で過酷な仕事環境に耐えている保育士もいることでしょう。ここでは、仕事環境が要因で生じやすい悩みやイライラと、その解決策をご紹介します。
献身的な仕事の裏側…
【仕事環境による5つの要因】
- 忙しすぎる
- 給与が低い
- 人間関係の悩みがある
- 体力的にきつい
- キャリアプランが描けない
忙しすぎる
限られた時間の中で、膨大な量の仕事を抱える保育士。子どもたちの相手はもちろん、事務作業や保護者対応など、様々なタスクをこなす必要があります。時間的な余裕がなく、イライラしてしまうのも無理はありません。しかし、時間管理を工夫したり、周囲に協力を求めたりすることで、負担を軽減することができます。
【これで解決!】忙しすぎる
①時間管理を徹底する
- タスクをリスト化し、優先順位をつける。
- 時間帯によって集中しやすい作業とそうでない作業を把握し、スケジュールを調整する。
- スキマ時間を有効活用する。
②周囲に協力を求める
- 同僚に助けを求めたり、業務分担をしたりする。
- 保護者や地域住民に協力を依頼する。
③ITツールを活用する
- 業務を効率化するアプリやソフトを活用する。
- オンラインでの情報共有やコミュニケーションを図る。
一般的に激務といわれる保育士の仕事ですが、実は園によって仕事量に差があります。例えば、何でも手作りにこだわっていたり、紙パンツ禁止だったり、作成する書類の種類が多かったり…。(そういった保育自体が悪いというわけではありません。)最近では、ICTを取り入れて業務効率化を図っている園もあります。業務量の多さで悩んでいる方は、転職を検討するのも一つの方法です。
給与が低い
責任感の重い仕事でありながら、保育士の給与は決して高くないのが現状です。生活費を賄うのが難しく、モチベーションが下がることも。しかし、近年では副業が解禁されたり、キャリアアップ制度が充実したりと、少しずつ改善の兆しが見えます。自分自身の働き方を見直し、キャリアアップを目指すことで、状況を改善できる可能性があります。
【これで解決!】給与が低い
①副業を始める
- 資格やスキルを活かした副業を始める。
- 空いた時間にできるオンライン副業を探す。
保育士の副業については、こちらの記事で詳しくご紹介しています↓
②キャリアアップを目指す
- 研修や資格取得を通してスキルアップを図る。
- 管理職登用の道を探る。
- 転職を検討する。
保育士にオススメの資格についてはこちらの記事でご紹介しています↓
③補助金や免除などを活用する
- 保育士向けの補助金や奨学金返済支援制度を活用する。
- 自治体の支援制度を調べる。
給料は変わらないですが、自治体や会社によって、家賃補助や物件提供をしているケースが多いです。条件が合う場合には積極的に活用しましょう。
人間関係の悩みがある
同僚との人間関係や、保護者とのコミュニケーションなど、職場での人間関係は大きなストレスとなることがあります。しかし、周囲と積極的にコミュニケーションを図り、互いを理解することで、良好な関係を築くことができます。また、職場の人間関係に関する相談窓口も活用しましょう。
【これで解決!】人間関係の悩みがある
①積極的にコミュニケーションを図る
- 同僚と交流を深める。
- 保護者とのコミュニケーションを丁寧に行う。
- 困ったことがあれば、周囲に相談する。
一般的なことですが、報告・連絡・相談はコミュニケーションの基本です。逆に言えば、報・連・相ができるだけで業務がスムーズにいき、周囲からの評価も上がります。
②傾聴の姿勢を心掛ける
- 相手の話を最後までしっかりと聞く。
- 共感を示す。
- 自分の意見を押し付けない。
保育士としてアドバイスをすることは大切ですが、必要以上に家庭や親の方針に干渉しないように気をつけましょう。
③職場の人間関係に関する相談窓口を活用する
- 職場内に相談窓口がある場合は、積極的に利用する。
- 外部の相談窓口も活用する。
体力的にきつい
子どもたちと走り回ったり、抱っこしたりと、保育士の仕事は体力的にハードです。体力不足を感じると、イライラやストレスの原因にもなります。日頃から適度な運動を心がけ、体力維持に努めましょう。また、職場環境の改善なども検討してみるのも良いでしょう。
【これで解決!】体力的にきつい
①日頃から適度な運動を心がける
- ウォーキングやジョギング、筋トレなどを行う。
- 休みの日に運動する習慣をつける。
②体力維持のための工夫をする
- バランスの良い食事を心がける。
- 十分な睡眠をとる。
- ストレスを溜めないようにする。
③職場環境の改善を検討する
- 重たい荷物は複数人で運ぶ。
- 椅子の高さを調整する。
- 休憩時間を確保する。
体型的な問題だけでなく、筋肉量が少ないことが腰痛や肩こりにもつながります。また、空腹や睡眠不足はイライラを引き起こしやすくなります。適度な筋トレや栄養補給、睡眠を心掛けましょう。
キャリアプランが描けない
将来のキャリアプランが描けず、不安を感じている保育士も多いのではないでしょうか。しかし、最近では、キャリアアップのための研修制度や、管理職登用の道などが充実しています。積極的に情報収集を行い、自分自身のキャリアプランを描きましょう。
【これで解決!】キャリアプランが描けない
①情報収集を行う
- 研修会やセミナーに参加する。
- キャリアコンサルタントに相談する。
- 先輩保育士に話を聞く。
- 業界誌やインターネットで情報収集する。
②自分自身の価値観や目標を明確にする
- なぜ保育士の仕事をしているのか、将来どうなりたいのかを考える。
- 自分が大切にしたいことは何かを考える。
③具体的な行動計画を立てる
- 目標達成のために必要なスキルや資格を洗い出す。
- 必要な研修や資格取得のスケジュールを立てる。
- 転職や独立を検討する場合は、具体的な準備を進める。
自分自身が何を大切にしたいのかで、将来への選択肢が変わります。
まずは、自分の気持ちをふりかえるところから始めてみましょう。
その他による要因
日々全力で子どもたちと向き合うも、なかなか結果が出なかったり、自分の仕事に価値を見出せなかったりすると、やりがいを感じられず、モチベーションが低下してしまうこともあります。しかし、小さな変化にも目を向け、子どもたちの成長を実感することで、新たなやりがいを見出すことができます。
ここでは、保育士が仕事で「向いてない」「イライラする」と感じてしまう5つの要因を詳しく解説します。
熱意あふれる保育士だからこそ…
【その他の5つの要因】
- 保育士の仕事にやりがいを感じられない
- モチベーションを維持するのが難しい
- 他の保育士と情報交換できる場がない
- 保育に関する専門知識を身につけたい
- 転職や独立を考えている
保育士の仕事にやりがいを感じられない
日々全力で子どもたちと向き合うも、なかなか結果が出なかったり、自分の仕事に価値を見出せなかったりすると、やりがいを感じられず、モチベーションが低下してしまうこともあります。しかし、小さな変化にも目を向け、子どもたちの成長を実感することで、新たなやりがいを見出すことができます。また、先輩保育士や研修などを通して、自身のスキルアップを図ることも有効です。
【これで解決!】保育士の仕事にやりがいを感じられない
①小さな変化にも目を向け、子どもたちの成長を実感する
- 子どもたちの些細な変化や成長に目を向け、記録することで、自身の仕事が子どもたちの成長に貢献していることを実感できます。
- 子どもたちの笑顔や感謝の言葉も、大きなやりがいとなります。
②先輩保育士や研修などを通して、自身のスキルアップを図る
- 経験豊富な先輩保育士からアドバイスをもらうことで、新たな視点を得ることができます。
- 研修会やセミナーに参加することで、専門知識やスキルを磨き、より質の高い保育を提供することができます。
- 資格取得を目指すことも、自身の成長を実感し、モチベーションを高めることに繋がります。
学生時代、教授が「恩の真に恩たるは、恩と思われぬにあり(元岩手県公立小学校長野口晃男氏の言葉・一部抜粋)【意訳:本当に価値のある恩は、相手がそれを恩と感じたり認識したりしないほど自然で無償のものである】」という言葉を紹介していました。これは、保育士にも共通していると思います。たとえ子どもや保護者に感謝されなくても、保育士が重要な仕事を担っていることには変わりません。
モチベーションを維持するのが難しい
仕事や人間関係の悩み、体調不良など、様々な要因によってモチベーションが下がることは誰にでもあります。しかし、目標を明確にする、オンオフを切り替える、周囲に助けを求めるなど、モチベーション維持のための工夫をすることで、乗り越えることができます。
【これで解決!】モチベーションを維持するのが難しい
①目標を明確にする
- 短期的な目標と長期的な目標をそれぞれ設定し、具体的な行動計画を立てましょう。
- 目標を達成した自分をイメージすることで、モチベーションを維持しやすくなります。
②オンオフを切り替える
- 仕事とプライベートの時間をしっかりと区別し、オンの時は集中して仕事に取り組み、オフの時はリフレッシュすることが大切です。
- 趣味や運動など、リフレッシュできる時間を確保しましょう。
③周囲に助けを求める
- 困ったことがあれば、同僚や上司に相談しましょう。
- 一人抱え込まず、周囲の力を借りることで、モチベーションを維持しやすくなります。
他の保育士と情報交換できる場がない
一人で抱え込まず、同じ悩みを持つ仲間と情報交換することで、気持ちが楽になったり、解決策を見つけたりすることができます。しかし、職場環境によっては、そのような場がなかったり、積極的に交流する機会が少なかったりすることがあります。そんな場合は、オンラインコミュニティや研修会などを活用して、他の保育士と繋がるようにしましょう。
【これで解決!】他の保育士と情報交換できる場がない
①オンラインコミュニティや研修会などを活用する
- インターネットで検索したり、SNSを活用したりすることで、同じ悩みを持つ仲間と繋がることができます。
- オンラインコミュニティでは、情報交換だけでなく、互いに励まし合ったり、支え合ったりすることができます。
- 研修会やセミナーに参加することで、他の保育士と交流する機会を得ることができます。
②職場のコミュニケーションを活性化する
- 同僚と交流を深めましょう。
- 困ったことがあれば、互いに助け合うことで、職場全体の雰囲気も良くなります。
- 定期的にミーティングや研修会を開催し、情報共有や意見交換を行うことも有効です。
対面での交流とオンライン上での交流を上手に使い分けたいですね。
保育に関する専門知識を身につけたい
より質の高い保育を提供するために、専門知識を身につけたいと考える保育士は多いでしょう。しかし、忙しい仕事の中で勉強する時間はなかなか取れない、適切な学習教材が見つからないなどの悩みもあります。近年では、オンライン研修や通信講座など、様々な学びの機会が充実しています。自分に合った方法を見つけて、積極的に学びを深めましょう。
【これで解決!】保育に関する専門知識を身につけたい
①オンライン研修や通信講座を活用する
- インターネットで検索したり、専門機関のホームページなどを閲覧したりすることで、様々なオンライン研修や通信講座を見つけることができます。
- 時間や場所にとらわれずに学習できるというメリットがあります。
- 自分に合ったペースで学習を進めることができます。
②書籍や論文を読む
- 保育に関する書籍や論文を読むことで、専門知識を深めることができます。
- 最新の研究成果や事例などを学ぶことができます。
③大学や専門学校に通う
- 時間と費用に余裕があれば、大学や専門学校に通って保育に関する専門知識を学ぶこともできます。
- より体系的に学習することができます。
- 資格取得を目指すこともできます。
経験は実務と共に得られることですが、学習は自分で取り組むことが必要です。上手く対応できなくて「向いてない…」と感じたことは、知識をつけることでカバーできることもあります。
転職や独立を考えている
現状の職場環境や待遇に不満を感じ、転職や独立を検討している保育士も少なくありません。しかし、新たな環境への不安や、独立に必要な資金やノウハウ不足などの問題もあります。転職や独立を考える場合は、事前にしっかりと情報収集を行い、慎重に判断することが大切です。
【これで解決!】転職や独立を考えている
転職・独立に関する情報収集を行う
- 転職エージェントや転職サイトなどを活用して、求人情報や転職に関するアドバイスを得ることができます。
- 独立支援機関や創業セミナーなどを活用して、独立に関する情報やノウハウを学ぶことができます。
- 実際に転職や独立した保育士に話を聞くことで、リアルな体験談を聞くことができます。
自身のキャリアプランを明確にする
- 転職・独立の目的を明確にし、どのような保育士になりたいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを考えましょう。
- 自分の強みや弱み、スキルや経験を整理しましょう。
- 転職・独立に必要な資格やスキルを洗い出し、取得計画を立てましょう。
慎重に判断する
- 転職・独立は人生の中でも大きな決断です。
- 十分な情報収集を行い、自身の状況や希望に合った選択肢を選ぶことが大切です。
- 周囲に相談したり、専門家のアドバイスを受けたりすることも有効です。
保育士資格を活かした仕事でも、さまざまな仕事や雇用形態があります。自分に合った働き方が見つけられると良いですね。
保育士の仕事でイライラするのは当然!?
そもそも保育士の仕事は養育・養護的側面が強く、いわば育児をしていることと一緒です。
子どもたちは好奇心旺盛で、思い通りに行かないことが多いもの。
おそらく、子育てをしていて、一度もイライラしたことのない親はいないでしょう。
また、自分が望んで生んだ子であっても、出産前には想像できなかったことに直面し「子育て向いてないかも…」と悩む親もいます。
そんな中で、保育士が「向いてない」と悩んだりイライラするのは当然のことと言えます。
しかし、大切なのは、一人で抱え込まずに、周囲に助けを求めたり、情報収集したりすることです。
一人で抱え込む ことは、イライラ を悪化させ、ストレス を溜める原因になります。
周囲に相談することで、新たな視点を得たり、共感をしてもらったりすることができるでしょう。
また、情報収集することで、同じ悩みを持つ仲間を見つけたり、解決策を知ることができるかもしれません。
悩みやイライラは、子どもたちの成長と真摯に向き合う からこそ生まれるものです。
一人で悩まず、周囲の力を借りて、悩みやイライラを解消しましょう。
体調やメンタル面について、特に女性の場合は、ひと月のホルモンバランスの変化による影響があるかもしれません。PMS(月経前症候群)による体調不良や気分障害は、服薬で改善する場合があります。気分の浮き沈みが多い方は、記録をとるなどひと月の中での自分の体調や気分の変化に注目してみましょう。
まとめ
今回は、【子どもによる要因】【仕事環境による要因】【その他の要因】の3つの側面から、保育士が仕事で「イライラ」と感じてしまう要因と、それぞれの解決策を詳しく解説してきました。
【子どもによる要因】
- 言うことを聞いてくれない子どもへの葛藤:子どもの気持ちに寄り添い、適切な声掛けや環境設定でサポートすること
- 癇癪や暴力などの問題行動への困惑:子どもの心の声に耳を傾け、専門機関と連携して適切な対応を見つけること
- 子どもたちの成長や発達への不安:子どものペースに合わせ、個々のニーズに合わせた支援を行うこと
- 個々のニーズに合わせた保育方法の迷い:子どもたちをよく観察し、彼らの個性やニーズを理解した上で一人ひとりに寄り添った保育方法を模索すること
- 子どもとの関わりに自信が持てない葛藤:子どもたちと真摯に向き合い、日々の経験を通して成長していくこと
【仕事環境による要因】
- 忙しすぎる:時間管理を工夫したり、周囲に協力を求めたりすることで負担を軽減すること
- 給与が低い:副業を活用したり、キャリアアップ制度を積極的に利用したりすることで状況を改善すること
- 人間関係の悩みがある:積極的にコミュニケーションを図り、互いを理解することで良好な関係を築くこと
- 体力的にきつい:日頃から適度な運動を心がけ、体力維持に努めること
- キャリアプランが描けない:キャリアアップのための研修制度や、管理職登用の道などを積極的に活用し、自分自身のキャリアプランを描き、実践していくこと
【その他の要因】
- 保育士の仕事にやりがいを感じられない:小さな変化にも目を向け、子どもたちの成長を実感することで新たなやりがいを見出すこと
- モチベーションを維持するのが難しい:目標を明確にする、オンオフを切り替える、周囲に助けを求めるなど、モチベーション維持のための工夫をすること
- 他の保育士と情報交換できる場がない:オンラインコミュニティや研修会などを活用して、他の保育士と繋がること
- 保育に関する専門知識を身につけたい:オンライン研修や通信講座など、様々な学びの機会を活用して積極的に学びを深めること
- 転職や独立を考えている:転職や独立を考える場合は、事前にしっかりと情報収集を行い、慎重に判断すること
「保育士に向いてないかも…」「イライラする」といった感情を抱くことは、多くの保育士が経験することです。
それを踏まえたうえで、それらの感情とどのように向き合っていくのかが重要なことでしょう。
自分か抱える感情の要因を見つけ、解決への扉を開きましょう!